売掛金回収の初期段階

売掛金回収には、段階を踏んだ細かい流れがありましたが、初期段階で支払いの約束を改めて取り付けて、その約束どおりに支払ってもらうことが理想です。初期段階では自社と取引先との双方の話し合いだけで終わらせることができるため、時間もコストもかかりませんし、話し合いがスムーズに進めば相手との関係も良好なままです。その後の取引先の状況がよくなれば、そのまま継続的に取引関係を続けることもできます。

関係を良好に維持したままで売掛金回収を行うためには、書面や電話でのやり取りの中では取引先に対して強弁な態度を取らないことが大切です。支払いを促しつつも、相手の状況を配慮したり、行き違いで支払い済みになっていた際の侘びの言葉も添えます。また、最初の郵便物から内容証明を送りつけるのも避けた方が良い場合があります。内容証明は相手にこちらの真剣さや裁判も辞さない態度を伝えるために使うことがありますが、支払う気持ちがある人に対して使うと、仰々しさが却って相手の態度を硬化させてしまうことがあります。

また、話し合いを持つ場合には経営状態によっては相手から支払いの延期や分割などの提案をされることがあります。自社で認められる内容であれば、応じて歩み寄る態度も必要です。